2013年8月5日月曜日

スマホ使用に家庭でルールを

子どもの携帯電話やスマートフォンの利用時間や利用方法のルールを作ってもらうため、さいたま市教委と市P協は、啓発用紙を夏休み前に配布いたしました。小学校5、6年生と中学校全学年が対象で、誓約書のように子どもと保護者が署名を交わすようになっています。

携帯電話を持つ子どもが増え、過度の使用による依存で生活習慣が乱れたり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をめぐるトラブルに巻き込まれるケースも目立ってきています。  

市教委の昨年度の調査では、「ほぼ毎日通話やメールをしている」と回答した中学3年生は約38%に上りました。また、PTAの全国調査では、深夜でもメールのやりとりをしている中学生は約4割、メールの返信がないと不安になる割合は小学生、中学生とも2割以上。これにより、睡眠不足や視力、集中力の低下、依存症、SNSをめぐるトラブルなど、子どもの生活習慣に影響を及ぼしているのが現状です。

このため、携帯所有率が高まる小学校5年生以上の児童・生徒の家庭に、

  • 1日の使用時間
  • 夜の使用時間制限
  • フィルタリング設定
  • 会員登録やダウンロードをしない
  • 友達や他人の写真や悪口を載せない
  • 料金の上限を決める

・・・などといったルールの案を記した啓発用紙を配布しました。
保護者と子どもが話し合ってルールを決め、サインする欄も設けています。

家庭での話し合い状況について年度内に調査し、啓発していく予定です。
この啓発用紙をきっかけに各家庭でのルール作りを徹底していただきたいと思います。